ミャンマーの諺・格言39
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လက်နှင့်ရေးသည်ကို ခြေနှင့်ဖျက်( leʔ n̥ḭɴ yéi ðì gò ʧʰèi n̥ḭɴ pʰyeʔ )
(手で書いたものを足で消す)
လက် / leʔ /腕、手နှင့် / n̥ḭɴ /( နဲ့ の文語形)、(手段・方法)で、~とရေးသည် / yéi ðì /書いたものကို / kò (gò) /~をခြေ / ʧʰèi /足、脚ဖျက် / pʰyeʔ /壊す、消す、台無しにする
先人たちが築き上げてきた優れたものを若者たちが受け継ぐことなく過ごしている状態のたとえ。「老人が手で書いたものを若者が足で消す」ともいう。
この諺には、たくさんの意味が込められているように思われます。人の身体を頭から足の先まで見ていくと、手が先にあって、足が最後にあります。このことから、手を先人、足を若者にたとえているようです。また、手は繊細な動きができる一方で、足はそうではありません。
この諺は、「親の心子知らず」に似た意味をもつものとも、伝統を守らない若者を非難するものとも考えられます。なんであれ、いつの時代も「若者」は古いものを破壊して、今度は自らの手で新たなものを築き上げていくのです。